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2014/01/13

DULL-COLORED POP vol.13 『アクアリウム』 終了★

DULL-COLORED POP vol.13 『アクアリウム』 福岡公演

無事全日程終了いたしました。

御来場下さいました皆様、本当に有難うございます。

またスタッフの皆様、DULL-COLORED POPの皆様、お疲れ様でした。

あなた方と出会えて本当に嬉しかったです。

まだまだ大阪、岡山、仙台と残りのステージ、頑張ってください★


・・・はぁ~~~・・・終った・・・

・・・しんどかった~~~~w(良い意味で)



ではでは、ちょっと僕の、この5日間?を振り返ろうかと。


今回の現場・・・

僕の初舞台を思い出しました。

僕の初舞台は博多座の初のオリジナル作品

「金子みすず物語」でした。

当時の僕は、バイト先で出会った気の合う仲間3人でそれこそルームシェア?同居をしていました。

当時19歳になりたての僕は何をするでもなく、プラプラと博多駅をうろつき、ウ●コ座りでタ●コをふかし、本当に求める夢も目的も無い、ダメダメでグズグズな人間でした。

ある日同居人の一人が「皇ちゃん、こんなんあるばい、おもしろそうやね?やってみたら?」と

持ってきたのが、金子みすずのオーディション情報でした。

僕は興味を持ち、オーディションに応募しました。

そしたら何だか訳も分からず受かっちゃって、ヒロインの相手役をやることに・・・(このくだりを話すと長くなるので割愛)

世間の厳しさも何にも知らない若造が興味本位で

何も知らない世界に飛び込んで、

自分が何処にいるのかも分からず、

頼れる仲間も居らず、
(誤解なきよう一言!今回の座組みの皆様は本当に素敵な方々です!何とか僕と少しでもコミュニケーションをとってくれようとしてくれました!ただ僕が自分の仕事にいっぱいっぱいなのと、人見知りなもので、なかなか・・・本当に困惑・ご迷惑をおかけした事申し訳なく思っております。皆様のお心遣い、ひしひしと感じております。飲み会で言った誰が好きですかの問いに「みんな好きかな~」は本心ですよ!)

何をして良いのかも分からない。

そして理由の無い自信を持ち、天狗になり、ぽっきりとその鼻をへし折られ、世界の広さを知る。

そんな初舞台でした。


今回、本当にそんな感覚での現場でした。

今まで活動してきた僕のノウハウと云うか、現場での立ち回り方?

そういうものは一切通用しなくて・・・
と言うかそんな時間がなかった!

こんなにも僕はへっぽこぴーなのかとw(裏を返せば僕はとても素敵な、心強い仲間に出会い、支えられてきたのだなと・・・)

今回の僕はですね、

FFⅤで言うところの「すっぴん」ですよ。すっぴん。

すっぴんでエクスデスといきなりバトルですよ。

せめてもうちょっと装備を充実させたかったなぁw


ただ本当によかったと思っているのは、

僕の今の創り上げる能力以外の対応力というか、

基礎能力が顕著に分かりました。


本当は演出と闘いながら、もっと練り上げて、あの役をもっともっと人の深淵に触れるものにしたかった。

ブルーハーブじゃないけれど

「俺はもっとやれる!やってやってここまできた男です!だから俺に仕事をくれ!くれ・・・!!!」

的な心情だったのですが・・・

かなわぬ現状。

遠い理想。


まあ、これが今の、役者鶴賀皇史朗ですよ。

変な気分です。

情けないような、でも前に進む為の誇りを感じるような、やっぱり己の不甲斐なさに打ちひしがれる様な・・・

そんな気分です。



もっと前を見つめて進もう。

すっぴんだってレベルを上げれば最強アビリティだ。

最強のすっぴんを目指そう。

どんなに遠くても。

こつこつ歩こうレベル上げ。



そして何より一番嬉しかったのは一人のお客様に

「役者を続けて下さい。あなたを劇場で沢山観たい。」

言われた事でした。


心にぽぅっと暖かいものが灯りました。


この気持ちのために僕はここにいるような気がします。


感謝。



また少し優しくなれそうです。



※追伸、画像も何にも無いのは、僕の心の余裕の無さの表れです。
そんな余裕な~~~~し!
ごめんなさい★

1 件のコメント:

  1. 打ち上げ終わりましたか?
    ホントに良い役者さんたちで、良い芝居でした(*^^*)
    きっと、良い刺激が貰えたでしょう。

    このブログで思いがけず、芝居を始めた頃の皇史朗さんのハナシを知りました。
    そこから色々なモノとたたかったり、たくさんの良い出逢いもあって
    今の『鶴賀皇史朗』という一人の役者(人間かな?!)があるんですね。
    『役者』『脚本家』『太鼓奏者』etc....
    『創作者』である皇史朗さんに出逢えた、わたし自身も幸せ者なのだと思います(*´∇`*)

    めちゃくちゃ忙しいでしょうが
    これからも成長していく皇史朗さんに期待してます☆

    お疲れ様デシタ(*´▽`)ゞ

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