久しぶりに雄大と長電話。
交わす言葉はいい意味で相変わらず。
いや、変わってるのかな。
確かに少しずつ変わってる。
でもやっぱり変わらない所はお互い変わっていない。
それでいい。
それがいい。
声を聞くだけで、雄大の状態が何だか分かってしまう自分に少し驚き。
多分二人とも出会ったときから、互いに「嘘」をつかずに話していたからだろう。
「友」とか「仲間」とかこの業界で生きてると、よく解らなくなる時があるけど
雄大は間違いなく僕の「友」であり「仲間」であり「弟」のような【感覚】。
僕一人っ子だけど。
先の不明瞭なこの業界。
怖い世界。
多分そういった【感覚】が僕の道を示す指針。
僕は彼に期待する。
そして僕は僕自身にも期待する。
よう解からんけど、きっと彼もそうだろう。
この感覚とこの感情、この関係は僕の財産だ。
きっと彼もそうだろう。
貴方は居ますか?
そう言える人。
僕は居ます。
だから幸せです。
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