今、8月に上演される舞台の脚本を修正している。
小学生から高校生がメインで演じる脚本だ。
第1稿を書いてからしばらく寝かせて今仕上げている。
何かが足りない。
脚本の話ではない。
脚本は良く出来たと思う。
今、僕自身の心に何かが足りてない。
何か衝動というか、今想うこの感覚を表現する術が無い感じ。
ほとんどの形が出来たのは去年の事。
多分、あの頃から僕の心境が変化したんだろう。
あの頃の僕とは違う僕がやはり居る。
不思議な感覚だ。
これから上演する未来の事について
過去の僕と今の僕が相談している。
脚本を読んでいるとこれは僕なのか?って感じになる。
話がそれた。それたのか?それすら解らないが。
この脚本には今の僕を表現する方法がない。ような気がする。
多分・・・やはりと言うべきか、この脚本は前の僕のものなのだ。
良いも悪いも全てひっくるめて、もう今の僕のものじゃない。
今僕が出来る事は、彼の想いを引き継ぐ事の様な気がする。
彼はきっと子供達に何かを伝えたかったんだ。
未来を担う子供達に。
だから彼は孤独な時間を過ごしたんだ。
言葉の端々からその想いが伝わってくる。
そして今でも僕はその言葉で心が揺さぶられる。
僕は知っている。
彼が苦しみ、喜び、涙しながら言葉を綴った独りの時間を。
今は寄り添おう。
あの時の彼の想いと孤独な時間に寄り添おう。
それが今の僕に出来る事だ。
そして僕は今の孤独に向かおう。
「まだここにいるの?」
そう彼に言われたような気がした午前3時。
もう観てもらう時だ。この脚本は。
大丈夫、きっと好かれるよ。
みんながそうでなくても大丈夫。
少なくとも僕は好きだよ。
さようなら。またいつか。
次に逢う時はもっと別の場所。
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