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2014/03/09

今とか過去とか未来とか。僕にバイバイこんにちは。

今、8月に上演される舞台の脚本を修正している。

小学生から高校生がメインで演じる脚本だ。

第1稿を書いてからしばらく寝かせて今仕上げている。



何かが足りない。

脚本の話ではない。

脚本は良く出来たと思う。



今、僕自身の心に何かが足りてない。

何か衝動というか、今想うこの感覚を表現する術が無い感じ。



ほとんどの形が出来たのは去年の事。

多分、あの頃から僕の心境が変化したんだろう。

あの頃の僕とは違う僕がやはり居る。



不思議な感覚だ。

これから上演する未来の事について

過去の僕と今の僕が相談している。

脚本を読んでいるとこれは僕なのか?って感じになる。


話がそれた。それたのか?それすら解らないが。


この脚本には今の僕を表現する方法がない。ような気がする。

多分・・・やはりと言うべきか、この脚本は前の僕のものなのだ。

良いも悪いも全てひっくるめて、もう今の僕のものじゃない。


今僕が出来る事は、彼の想いを引き継ぐ事の様な気がする。


彼はきっと子供達に何かを伝えたかったんだ。

未来を担う子供達に。

だから彼は孤独な時間を過ごしたんだ。

言葉の端々からその想いが伝わってくる。

そして今でも僕はその言葉で心が揺さぶられる。


僕は知っている。

彼が苦しみ、喜び、涙しながら言葉を綴った独りの時間を。


今は寄り添おう。

あの時の彼の想いと孤独な時間に寄り添おう。

それが今の僕に出来る事だ。


そして僕は今の孤独に向かおう。


「まだここにいるの?」


そう彼に言われたような気がした午前3時。


もう観てもらう時だ。この脚本は。


大丈夫、きっと好かれるよ。

みんながそうでなくても大丈夫。

少なくとも僕は好きだよ。



さようなら。またいつか。


次に逢う時はもっと別の場所。






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