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2013/09/20

月の方が好き

今日は年末の舞台のキャスティングオーディションでした。

僕の役は決まっているので、自分の役をやりました。

10代から20代の役者を目指す若者が2、30名。

演出家を前に、一人ずつ台詞を回し読みをします。

率直な感想。

元気がない。
横一列。


どうしてそんな力で1000人以上のお客様を相手にできるでしょうか。


声の大きさもそうですが、肝心なのは想いの大きさです。


何をしにここに来たのか。
何を欲してここにいるのか。


多分、殆どの人が期待してたはずです。


『もしかしたらいい役貰えるかも…』


そんなん貰えません。

待てど暮らせど貰えません。


掴むんです。


獲物は勝手にやってはきません。

狩りにいかないと。


僕等若手は(最近は若手扱いされなくなったけど…)どうせ下手くそなんです。

技術じゃ百戦錬磨のベテランには敵わないんです。

僕等がやれる事は数限られてるのですから。


照れて濁して誤魔化して

そんなんじゃ自分の本当のサイズは解りません。

不明瞭な淡い期待は捨てましょう。

自覚を持って飢えましょう。

そうしないと役も、次の仕事も絶対にやってこないから。


…誰に言ってんのか、よく分からないし、偉そうだし…何なんだ僕は…

でもそう思うんです。

僕はいつもそう思いながら狩りに出ます。



狩れない時の方が多いけど。



一人勝手に熱くなる

影が歩く夜なのに





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