全公演、無事に終わることが出来ました。
ご来場下さいました皆様、関係者の皆様、スタッフ&キャストの皆様、本当にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました!
、、、
、、、
はー、終わったー。
やっぱり舞台はてーへんだー(笑)
終わった後、脳みそバリーンってなるー。
その話を打ち上げでするとバンさんに、ちょっとなに言ってるか分からないって言われた。
なるよー。ジュイーンって。
今回、再演を望む声の多いこと。
大変嬉しく思っております。
ただ今再演に向けて、なにやら動きがあるようです。
信和さんの最高の大道具、とってあるので大丈夫!
沼口さんの最高の音楽、データなので大丈夫!
もっと色んな人に観てもらいたいな。
さて、ここらで文字数制限のないブログの良いところで、少し、内容のお話を、、、(めったに書かない分、長文だよー)
まず、一番最初に考えてたことは
「全くの素舞台から最終的にでっけー建物がどっかーんって出来たら、度肝抜かれるよね〜。」
でした。
で、なんで建てるのかっつーと「衣食住三部作」みたいなのが出来たら良いなぁと、やんわり考えてて、【DAIKU
GASSHOW】は、その「住」の部分。
その次は
「大工だから第九に合わせてライブで建ててったら面白いよねー」
という安易な発想でした(笑)
でもこれ、のちに聞くと既出らしく、既に【大工×第九】はやられてるらしいとの事で、残念だったけど、アイデア自体はまあ、単純なので被るちゃ被りますね。
それで、次に考えたのが、【誰が演奏するのか】でした。
今回、主役の「慎之介」というキャラクターは最初、普通の男の子でした。
で、プロットや台詞を書き始めてすぐに「なんか違うぞ、、、」と。
今回の第九の演奏は、何というか「脳みそぱっかーん!煩悩どっばーん!なにこれー!」な演出にしたかった。
1999年の師走。
なんだかごちゃごちゃしたあの時。
その雰囲気を第九の演奏にのせたかった。
あの「いい未来」がくるのか「わるい未来」がくるのか分からないあの時を。
そんなごちゃごちゃをまとめる指揮者って何だ?
やっぱり見えない明日を見つめる人間って何だろう。
この時、どこかで聞き齧った一つの言葉が、それはもう電気がショートするようにバチバチーって頭に響きました。
「あいえす」
あれ?なんだったけ?
「あいえす、アイエス、IS、、、そうだ、確か、中性の人達だ。」
そうだ。
男でも女でもない。そしてどちらでもある。
そんな人が奏でる音楽が聴きたい。
そんな人が視る景色を視てみたい。
慎之介、僕はきみに会ってみたい。
それからはISの勉強と、どう描くのかの戦い。
今までジェンダーに関する知識は殆ど「なんとなく」で済ませてきてました。
今回、ジェンダーに関する勉強をすればするほど、知れば知るほど、自分が変わっていくのがわかった。
なんというか、、、優しくなれた。
慎之介を通して、慎之介を描くことで、僕自身も優しくなれた。
それがとても嬉しかった。
ありがとう。
そして次に【誰が慎之介を、演じるのか】ですよ。
主演のSO君は、もう本当に、僕の想う慎之介。
慎之介そのもの。
彼とは、5、6年前博多座で共演して以来。
その時はあまり絡む事なく、それっきりでした。
ずっと「慎之介を誰にお願いするか」と悩んでた時、他劇団のある舞台の稽古中だったのかな、出演者の人に用があって、部外者の僕は稽古場の外でウロウロ困り果ててた時に、たまたまSO君が出てきて、SO君にその出演者を呼んできて貰うように頼んだんです。
もうね、カミナリ。
「あーーー!いたーーー!慎之介がいたーーー!」
ですよ。
胸を撃たれるとはこの事。
その他色んな奇跡に恵まれ、無事、慎之介くんに出会えました。
そして慎之介におねーちゃんが欲しいなと思い、【gift】の仲宗根治枝の弟?妹?にしました。
もうバカソネこと中村公美ちゃんとSO君の相性の良いこと良いこと。
そこから、この二人を中心に物語を進めていくことに。
あとはキャストの皆さんから「台本はまだか〜、ラストはどうなる〜」のプレッシャーの中、ぎいい!ってなりながら書きました。
本当に最高のキャスト陣でした。
ありがとう。
数え上げればキリが無いほど、言いたいこと、書きたいことはあるけど、最後に、、、
みんなに会えて良かった。
あなたに会えて良かった。
生まれて良かった。
本当にありがとう。
2018/09/19 鶴賀皇史朗
追伸
あ、今日はSOくんの誕生日らしい。
お誕生日、おめでとう。
生まれてくれて、ありがとう。
またね。
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